なんてったって 40代!

恐る恐る40になり、
かなりボロボロになりながら厄年を迎えましたが、
今、厄年を越えて元気です。
ビバ!40代!!
目指すは中年の星です!!
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情緒と論理のバランス〜30秒で人を動かせ!〜
30秒で人を動かせ!
30秒で人を動かせ!



 野村るり子さんは、「面白いほど身につく論理力のドリルブック 」という本を書かれていたり、早稲田大学のオープンカレッジで「ゆっくり学ぶロジカルシンキング」という講座を教えていらっしゃる方です。

面白いほど身につく論理力のドリルブック
面白いほど身につく論理力のドリルブック


そう聞くと、
 「論理でがちがちに相手を説得するような内容なんだろう」
と思われるかもしれませんが

全然、違います。

 僕は営業出身なんですうが、
営業は結局、「人を動かす」ことです。ものを買う、という行動を取っていただかないといけないわけで、理解したり納得したりしていただいただけではダメなわけです。

 昔、(当時の僕としては)完璧に資料を整え、理屈も通るように整理して、(当時の僕なりにはロジカルに)提案セールスをしていた時期があります。それで特に売上が上がったかといえばそんなことはありません。
多くの反応は
「話はわかりました。検討しておきます(上司と相談しておきます)」
というものでした。

 これは期待できるかな、と思っていると大抵は断られる破目になります。
今考えるとおそらく、僕の話し方が、どこか威圧的であったり、押しつけがましかったりして、担当者のホンネは
「話はわかった、でも俺はお前が気に食わない。だから買わない」
というあたりだったんではないかと思います。

 では、ソフトにお願い営業すれば売れたかといえば、むろん、そんなことはありません。特に法人営業の場合は、たとえ、感情論で担当者をくどけたとしても、担当者は上司からOKをとらなくてはいけません。そこにはロジックが必要になります。
(個人営業も、たとえば家族を説得するなど、ロジックは必要になるでしょう)

 結局、論理と情緒のバランスをどう取るか、という話なんだろうな、ということが、営業をやめた今になって分かってきました。
先日、ある席で飲んでる時
 「人はLogicで納得し、Emotionで動く。営業パーソンは、Logicで説得し、Emotionで買っていただかなくていけない」
という話になりました。

 そう考えた時、この本はヒント満載です。

論理的に組み立てた話を、どのようにすればより伝わりやすくできるか、

という部分が非常にわかりやすく、具体例を交えて紹介されています。
特に、「言葉以外で相手を動かすヒント」はついおざなりにしてしまうことの多い部分なので、肝に銘じようと考えているところです。

 ロジカル・シンキングはコミュニケーションを円滑にするための一つのツールだ、という考えが貫かれていて、しかも、ものすごく読みやすく書かれているのですらすら読めます。

 「人に伝わる話し方」を学びたい人にはうってつけの本だと思います。
| 中 久 | ブックレビュー | 02:22 | comments(30) | trackbacks(44) | pookmark |
変化をしないことを恐れない〜「モデル失格」押切もえ著〜
モデル失格 ?幸せになるためのアティチュード? (小学館101新書 24)
モデル失格 ?幸せになるためのアティチュード? (小学館101新書 24)



最近、押切もえ著「モデル失格」を読みました。
これがめちゃくちゃいいです。
下手な自己啓発書よりはるかにいい。

読んだきっかけは、
もえちゃんが勝間さんのBOOK LOVERSに出演したのを聞いて、
「モデル失格」
というタイトルは、太宰治の
「人間失格」
からとった、といっていたから。

高校時代、かなり太宰にはまった時期がある僕としてはそこに興味をひかれて、
「読んでみよう」
と思ったわけです。
(ま、あんまり人間失格とは関係なかったけど)

でも、正直、もえちゃんとえびちゃんの区別はついてなかったし、ananとcancamも違いもわからない僕が読んで、話の背景がわかるのかいな、という気もしたんですが、

全然、大丈夫です。
内容的には、モデルとしてコンプレックスの塊だったもえちゃんが、それをいかに克服していったか、という話が中心です。

たとえば、

「私の体はとにかくコンプレックスだらけでした
(中略)
ショーモデルのオーディションに履歴書を送っても、
規格外で相手にされないことがほとんど」
(P63)
「「臆病、あきらめが早い、人見知り」という三重苦の性格。
プロのモデルとしてやっていこうと決めたとき、最初はこの性格のせいで
とても苦労しました」
(P74)

などと書かれていて、何も知れない僕からすると
「へえ〜、そうなの」
という感じです。

「どんな欠点にも長所がある」
と言っていたのは、ヨハン・クライフだったと思いますが
そうした考えにたどり着くまでの葛藤は、一読の価値ありです。

まあ、この辺の細かいことは、ぜひ読んでみてください。

実は、僕がこの本の中でいちばん響いたところは

「変化をしないことを、恐れない」(P50)

という部分です。

無論、話の流れからわかると思いますが、
現状維持が良い、という話ではなく、

目に見えた結果が出ないときに、すぐに焦って手当たり次第別な何かをするのではなく、前を見て一生懸命努力すればきっと大丈夫だよ、という話です。

確かに成長するというのは、変化していくことではあるんですが、

新しいことを始めても、すぐには変化が実感できなくて
そんなすぐに結果が出ないのは当たり前なのに、

だんだん最初のころの意気込みが薄れて、やめてしまいそうになったり、
やり方が違うんではないかと、別なことを始めてみたり、

そんなことをしがちなんですが、
「やっぱり、すぐに結果が出なくても、コツコツ続けなくちゃ」と
思いなおさせてくれた言葉です。

マジでいいので、男性陣も恥ずかしがらずに(笑)ぜひ読んでみてください。

| 中 久 | ブックレビュー | 23:39 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
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あっさりと読み終えることができますが、あとからじんわり効いてきます。
ビジネス書と違い、絵本ですからとても少ない言葉で書かれています。でもシンプルだからこそ想いが伝わってきます。
勇気づけられます。明日はきっといいことがある思える本です!!
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